サイディングの種類
サイディングの種類を分類すると、次の4種類に分けることができます。
- 窯業系サイディング
サイディングの中でもコスパに優れ、多彩なデザイン性があることから、人気が高く最も普及しているいサイディングです。 - 金属系サイディング
トタンサイディングなどもありましたが、現在では錆に強いガルバリューム鋼板などで断熱材をサンドイッチにした3層一体構造が主体です。 - 木製系サイディング
天然の「木」を材料にしたサイディングで、表面に塗装を施して仕上げられています。 - 樹脂系サイディング
塩化ビニール製のプラスティックを板状に仕上げたサイディングですが、色やデザインのバリエーションが少ないことから、国内ではほとんど見かけません。
以上のようなサイディングの種類があり、それぞれに特徴があり、メリット・デメリットが存在します。
サイディングの下地処理


窯業サイディングに限らず、メンテナンス不要の外壁材というものは存在しないといえます。
ですから、どのサイディングにしても、ある一定期間を経過したらメンテナンスが必要不可欠となります。
特にサイディング共通のウィークポイントは何といっても、目地のコーキング(シール)剤の劣化があります。


築年数や立地条件、施工上の問題等々にもよりますが、上の写真のような状態になっている住宅を見受けられることが少なくありません。
このような状態を放置しておけば,説明するまでもなく内部へ雨水の侵入が心配されますので、コーキング剤をすべて取り除き、新たなコーキング剤を充填する「打ち返し」作業が必要になります。
ただし、これ以前の状態であれば、現状のコーキング剤の上に新たなコーキング材を充填するだけの、「増し打ち」作業ですませることができ、費用が軽減できます。
コーキング(シール))剤の打ち返しの手順
コーキング剤の打ち返しは下のよう順序で行われます。


このように劣化したコーキング材を除去した後に、接着効果を高めるためのプライマーを塗布した後に、新たなコーキング材を充填して周囲と違和感が生じないように均(なら)したら、その上に塗料を3度塗りします。
サイディングの塗装工程
サイディングの外壁もモルタルの外壁も塗装工程に大きな違いはありませんが、問題は目地のコーキング剤と塗料の関係です。
コーキング剤と塗料は相性の良い仲ではありません。
基本的にコーキング剤に塗料は食いつきにくい性質がある上に、コーキング剤は長期間弾力を保持していなければならないのに反し、塗料は硬化することで役割を果たせるという相反する性質があるからです。
そのため、業者・職人によっては、塗装が終わってからコーキング剤を充てんして、新築時と同じようにコーキング剤をむき出しにしておいたほうが良いと主張する人たちもいます。
この考え方は、ある意味よく理解できます。
それはコーキング剤の上に塗料がのると、何年か後にその部分だけにひびが入ってしまう恐れがあるからです。
しかし、たとえひびが入ったとしても、コーキング剤の”持ち”という観点から考えてみると、むき出し状態よりも塗料が上に載っているほうが、遥かに長く弾力を保つことができ、防水の役割を果たせると考えています。
そのため、私たちはコーキング剤を先に充填してその上に塗装する方法をとっています。
高意匠サイディングのクリヤー塗装について
高意匠サイディングの模様(パターン)をそのままに塗り替える場合は、クリヤー(透明)塗料を塗ることになりますが、塗料が透明なので、塗装面が古くなって色褪せや傷、汚れなどが目立つようですと、そのまま反映されてしまいますので、クリヤー塗装をお考えのお客様はおおよそ築10年前後での塗り替えをお勧めします。
同じクリヤーでも、全艶仕上げと3分艶、5分艶といった艶消し仕上げが選べます。
全艶仕上げをするときは、つや消し塗料を下塗りした上に全艶塗料を塗るようにします。
なぜなら、全艶塗料同士を塗り重ねると、塗り残した部分や故意に塗り重ねなかった部分の見分けがつかなくなってしまいます。
そこで、初めに艶消し塗料を塗り、その上に全艶塗料を塗ると、塗り残した箇所や塗っていない部分が一目瞭然になるからです。
3分艶とか5分艶仕上げの場合にはこの逆になり、最初に全艶塗料を塗り、その上に艶消し塗料を塗ることになります。
ビフォー&アフター

